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('A`)ドクオ宅に宅配物が届いたようです

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:36:38.38 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「外は凄い雨だ」

('A`)「大型台風だもんな」

('A`)「もうここらへんは暴風域に入ったのか?」

('A`)「ニュース見るか」



('∀`)「…ってテレビ買ってないんだから見れるわけ無ーいじゃーんwwwwwwww」

('∀`)



('∀`)



('A`)

('A`)「ワンセグ見るかな…」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:37:23.98 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「……フンフフンフ~ン」

('A`)「おっ!。ジャスト天気予報。」

('、`*川『現在台風14号は内陸を進み、関東地方に――――』

('A`)「……」

('A`*)「アナウンサー可愛いな。」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:39:19.51 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「そっかそっか。もう関東来てんのかー。」

('A`)「今日バイト無くてホントに助かったわ」

('A`)「しかーし、台風が来ようとも、今世間を騒がせている爆弾魔が来ようとも俺の円形脱毛が深刻化になろうとも、関係ない。」

('A`)「今この瞬間、俺に関心があるのはこの3cm間隔に切り揃えてしまったスパゲッティをどう調理してやるかだけ…だ」

('A`)「さすがにスパゲッティとして食べることは無理か」

('A`)「彼らには可哀想だが…炒飯にしてその命を貢献して貰おう」

('A`)「さてと…まずはフライパンを温め…」

ピリリリリリリリッ ピリリリリリリリッ

('A`)「おっと」

('A`)「電話か?電話だ」

('A`)「電話が俺を呼んでいるぜベイベー」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:40:11.77 ID:s8Q6nqpy0
ピリリリリピッ

('A`)「ご指名ありがとうございます。ドクオです」

('A`)「あっ店長?」

('A`)「気にしないで下さい。ちょっと酔っ払ってただけです。」

('A`)「はい。昼から飲みたくなる日だってあるじゃないですかぁ~えぇもう」

('A`)「それよか何ですか?」

('A`)「はい。は……………明日?」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:41:32.84 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「明日は11時からですよね…あぁ、はい。………10時から?」

('A`)「多分大丈夫っすよ。10時からですよね?」

('A`)「はいはい。分かりまs…」

ピーッピーッピーッピーッ

('A`)「あっ」

('A`)「充電切れた…」

('A`)「う~ん………」

('A`)「まぁ、いいか。」

('A`)「もうちょっとマシな言い訳しとくべきだったか?」

('A`)「昼酒は後でめんどくさそうだな。」

('A`)「いやいや、オフの日に俺が何しようが勝手じゃん。」

('A`)「まったく…実につまらない嘘を着いたもんだぜ。」

('A`)「……」

('A`)「とりあえず充電だな」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:42:36.77 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「充電器~充電器~」

('A`)「あれ?」

('A`)「無ーい。…え?」

('A`)「あれ、おっかしーな」

('A`)「ここに置いてあると思ったんだけど…」

('A`)「昨日、充電器でオナニーして…」

('A`)「どこやったっけ?」

('A`)「んん~…?」

('A`)「……無い。」

('A`)「お~い。充電器や~い。出てきなさいよ。」ガサゴソ

('A`)「お小遣い、あげるからさぁ~。」ガサゴソ

('A`)「おじさん今日は機嫌がいつもの10/7くらい高いからプリンもおまけしちゃおうかな~」ガサゴソ

('A`)「…」

('A`)「ダメだこりゃ。」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:43:19.58 ID:s8Q6nqpy0
ピーンポーン

('A`)「ん?」

('A`)「誰?」

('A`)「……」

('A`)「ただでさえ友達も彼女もいないってのに…」

('A`)「こんな、台風の日に我が家に来るとは」

('A`)「宅配じゃなかったら珍客中の珍客だな。」

ピーンポーン

('A`)「はいはい。チンコチンコ」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:44:05.45 ID:s8Q6nqpy0






【 ('A`)ドクオ宅に宅配物が届いたようです】








10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:45:09.98 ID:s8Q6nqpy0
ガチャ

('A`)「はいな。」

( ゚д゚ )「シャース!宅配便でシャース!」

('A`)「こっちみんな。あ~はいはい。(案の定…)」

('A`)「印鑑、印鑑…と」

('A`)「あった。」

('A`)「どこ?」

( ゚д゚)「シャース!ここにお願いシャース!」

('A`)「はいよ…っと」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:47:13.16 ID:s8Q6nqpy0
( ゚д゚)「シャース!ありがシャース!」

('A`)「どうも雨の中ご苦労様~。」

( ゚д゚)「シャース!ではお荷物シャース!」

('A`)「はいはい。………ウッ!」

('A`;)「お、重っ…」

( ゚д゚)「それではシャース!」

('A`;)「えっあ、…う、うん」

バタン

('A`;)「えっ、ちょっ…重い重い!!待って待って待ってってば!!」

('A`;)「置こう!ここは一旦置こう!!いや、俺は置くぞ!誰に何を言われようと置く!!置くぞ!!!」


(('A`;))ガクガクプルプル



('A`#)「置くぞ!!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:48:14.37 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「おっ・・・ゆ、床が見えねぇ!」

ドスン!!

('A`;)「ふっ…ふぅ…」

('A`;)「何なんだよこれ…」

('A`)「誰から送られたんだよ…」

('A`)「ちょっ…あーあーあー雨で文字が滲んじゃってるし…」

('A`)「あの糞アルバイトが…」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:51:32.57 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「あ、でもギリギリ名前は読めそうだ」

('A`)「?…カタカナ?」

('A`)「ジマ…ツク…?…………あっ!ジャックね。はいはい。」

('A`)「ジャック…ホフ…いや、ホライ…ゾン…」

('A`)「ジャック・ホライゾン?」

('A`)「誰?」

('A`)「どっかで聞いたような…」

('A`)「あっ」

('A`)「俺のカーチャンがファンだったハリウッド・スターだ…」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:52:45.21 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「カーチャン…」

('A`)「親孝行、してやれなかったなぁ…」

('A`)「俺が3歳の頃、トーチャンが事故で死んでからずっと一人で俺を養ってくれて…」

('A`)「いっつも俺の事をからかって、遊んでくれて、叱ってくれて…」

('A`)「去年、いきなり持病が再発したって連絡があって…」

('A`)「あの時実家に帰っとけばよかったな…」

('A`)「はぁ…」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:53:39.72 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「おっと」

('A`)「感傷に浸ってる場合じゃないぜ。」

('A`)「とりあえずこの荷物どうすればいいのよ。」

('A`)「ジャック・ホライゾンなんてぜってー嘘だろ」

('A`)「百歩譲って御本人だったとしても怪しいわ。」

('A`)「そもそも、御本人だったらカタカナじゃなくて、英語だし」

('A`)「間違ってここに来たとか…」

('A`)「いや、宛先に俺の名前ある。」

('A`)「文字が滲んでるけどこれは間違いなくドクオです」

('A`)「じゃあ、いたずらだな。」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:55:00.77 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「誰だよこの暇人」

('A`)「わざわざ有名人の名前引用して」

('A`)「こんな送料がかかりそうな重いもん送って」

('A`)「バッカじゃねぇのコイツ」

('A`)「下らねぇ。捨てよ」

('A`)「……」

('A`)「これ…何が入ってんだ?」

('A`)「……」

('A`)「開けてもいいのかな…」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:55:51.23 ID:s8Q6nqpy0

('A`)「……開けたいような開けたくないような…」

('A`)「開けたらいろいろと面倒になりそうだよな…」

('A`)「開けたら中に一億円が入ってて、それを奪い合うゲームに強制的にエントリーされ…」

('A`)「あっ」

('A`)「今週のヤンジャン買ってねぇ」

('A`)「やべぇ買いに行かねぇと」

('A`)「あー、でも台風が…」

('A`)「……」

('A`)「だから、ヤンジャンはどうでもいいんだよ…」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:56:43.33 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「話そらすなよ。アホか」

('A`)「ってか台風だからこれ外に持ってけないじゃん。」

('A`)「しゃーねーな。晴れたら捨てよ」

('A`)「………」

('A`)「ってかこのアホはいったい何を送ってきたんだ」

('A`)「……」

('A`)「臭いは…しない」

('A`)「食い物じゃないな……」

('A`)「音は…聞こえな」

ッ…チッ…カチッ…カチッ…

('A`)「ん!?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:58:01.16 ID:s8Q6nqpy0

カチッ…カチッ…カチッ…

('A`)「なんだこの音…」

カチッ…カチッ…カチッ…

('A`)「…時計?」

カチッ…カチッ…カチッ…

('A`)「時計の針の音が」

('A`)「……まさか時限爆弾だったりしてな」



('A`)

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 19:59:56.21 ID:s8Q6nqpy0



('A`)



('A`;)




('A`;)「…」

('A`)「それは…」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:00:53.01 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「ないな」

('A`)「いや、無いと困る」

('A`)「でも……」

('A`)「最近テレビで爆弾魔のニュースを見かけるし…」

('A`;)

('A`;)「差出人も怪しい…」

('A`;)「………」

('A`;)「中からは時計の針の音…」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:02:00.74 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「………と、とりあえず」

('A`;)「中を確認しないことには………」

('A`;)「そうだ!!中身の確認が先だよな…そうだそうだ!!」

('A`)「箱は段ボール。外袋はプチプチ。」

('A`)「そして割れ物注意のシール…」

('A`)「中は陶磁器類かガラス製品か、それとも……」

('A`;)

('A`;)「いや、考えないようにしよ」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:03:00.86 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「とりあえず開けるか。」

ビリビリ





パカッ



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:04:05.47 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「え!?」

ピピピピピピピッ

('A`;)「えっえっ!!?まさかの爆弾!!?」

('A`;)「見た目がドラマとかの奴っぽい!!」

('A`;)「しかも残り5分!?」

('A`;)「ふざけんな!!嘘だろ!?」

('A`;)「やべぇ!!!どうするどうする!!?」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:05:20.60 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「・・・・・・ん?・・・・なんだk・・・げ!!こんなとこに赤と青のコードが!!」

('A`;)「なんと言うお約束!!」

('A`;)「やばいやばいやばいあやばいおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

('A`;)「あと1分しかないし!!」

('A`;)「ああああああああああああああああ!!!!!!どうするどうする!!?」

('A`;)「切るしかない!!!マジで切るしかない!!!」

('A`;)「よ、よしハサミ持ったぞ!!!」

('A`;)「どどど、どっちにしよ!!!」

('A`;)「ヤバイヤバイ落ちつつつつけ!!」

('A`;)「と・・・・・・・・とりあえず!!赤だぁ!!!」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:06:05.15 ID:s8Q6nqpy0




パチン





42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/03/02(火) 20:06:32.14 ID:QbYCSTJi0
         イ ""  ⌒  ヾ ヾ
............... ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ  ) ;. :ノ......... .........
:::::::::::::::::::::::::::ゞ (.   (::.! l,;::) .ノ ノ ./::::::::::::::.......:::::
        ._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; - .._´,
       ._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ  ヾ
      ::( ( .     |:  !     )  )
        ヾ、 ⌒~'"|   |'⌒~'"´ ノ
          ""'''ー-┤. :|--~''""
              :|   |
              j   i
            ノ ,. , 、:, i,-、 ,..、

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:06:59.17 ID:s8Q6nqpy0
('、`*川『昨日の午後1時過ぎに、東京都○○区内のアパートで爆発事故が発生しました。
     アパートは全焼し、隣接する8棟270平方メートルに火が移り3人が死亡。2人が重軽傷を負いました。
     調べによりますと、爆発したのはこのアパートの住民、鬱田 毒男さんの部屋で、
     被害の規模から爆弾魔の犯行である可能性が高いと見て・・・・』




~~~~~~~~~~~~~~   
   。
('A`;)゚

('A`;)「ま・・・・・・・まさかねぇ・・・・」

('∀`;)「ハハハハハハハ。まさかMASAKA。ハハハ」

('∀`;)

('∀`;)「勘弁してくれよ・・・」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:08:46.54 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「・・・・・・・・・」

('A`)「とりあえず・・・・・・・・」

('A`)「袋は取っても大丈夫そうだな。」

('A`)「一応、そーっと。そー……」



ガタッ

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:09:36.99 ID:s8Q6nqpy0
('A`;;)「えっ!うわっ!お!お!お!おおおお!!」

('A`;;)

('A`;;)

('A`;;)「爆発…」

('A`;;)「してな…い?」

('A`;)「あ~…ビックリした」

('A`;)「マジでこのプレッシャー十二指腸に悪いよこれ…」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:10:29.75 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「とりあえず中は見ないようにしよう。うん…うん」

('A`;)「ってか爆弾魔っていつも何処に爆弾仕掛けてるんだっけ…」

('A`;)「くそ…たしかニュースでやってたような…」

('A`;)「…パソコン買っとくべきだったなぁ…」

('A`;)「どうすりゃいいんだよ……これ」

('A`;)「もういっそ思いきって開けるか?」

('A`;)「でも…開けたら爆発するかもしれないし…」

('A`)「あっ」

('A`)「時限爆弾だったら開けても大丈夫か」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:11:31.37 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「いや…」

('A`)「そもそも、時限爆弾だって確証はねーし。」

('A`)「ってか爆弾かどうかも…」

('A`)「俺の考え過ぎか?」

('A`;)「んん~…なんかそんな気もしてきたぞ、してきたぞ」

('A`)「…別に開けてもいいと思えてきました。」

('∀`)「そうだよ!!爆弾なんて俺に届くわけが無いだろ。」

('A`)「あ~無駄な遠回りしたねーもう」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:12:17.52 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「ほんじゃ、ま、開けてみるか。」

('A`)

('A`)「よし!開けるぞ!!」

('A`)

('A`)「開けちゃうぞ」



('A`)



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:13:28.93 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「どうなってもしらないよ!」

('A`)

('A`#)「だから開けるって言ってんだろ!!」

('A`#)

('A`)「はい、開けるよ!!5つカウントしたら開けるからな!」

('A`)「5ー4ーー3ーーー2ーーーー1ーーーーー」

('A`)「はいパッカァっと!……」



('A`)

('A`)「………」

('A`)「とりあえず…」



('A`)「オナニーしてから開けよう」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:14:40.10 ID:s8Q6nqpy0
―1時間後―

('A`)「ふぅ…まさかオカズなしのオナニーがこんなに時間が掛かるものなんて…」

('A`)「さて、箱を開けたいところだけど…」

('A`)「…何も今日開ける必要なんてないよね。」

('A`)「台風が去った後、ゆっくりと開けてみても…いいよな」

('A`)「そうだな。延期延期。」

('A`)「・・・・ってか警察に持ってけばいいじゃん! 」

('A`)「何でこんな簡単なこと思い出せなかったんだ? 」

('A`)「そうだ…箱が重いし台風だから駄目なのか…」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:15:48.82 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「じゃあ110番だな」

('A`)「……」

('A`)「そういえば何か忘れてるような…」

('A`)「そうだ!!充電器だ!!」

('A`)「探さねーと電話もできねーし…」

('A`)「とりあえずトイレとか探す……………ん?」

('A`)「なんだこの臭い……」

('A`;)「うわっ!ゲホッゲホッ!!…く、くせぇ!何かの燃料みたいな臭いがする!!」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:16:46.55 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「えっなに!?なに!?……まさか、この箱!」

('A`;)「やっぱり爆弾だったのかよ!!!」

('A`;)「ヤバい…部屋一面に変な臭いと煙が…!」

('A`;)「とりあえず…ゲホッ!!窓開けて…換kぃゲホッゲホッ!!」

('A`;)「ヤバい…火災報知器の点検してもらうんだった…ゲホッ」

ガラガラッ

\\\('A`;)「うをっぷ!あ~台風だったの忘れてた…」

\\\('A`;)「今はしょうがない!背に腹は代えられん」

('A`;)「あ…」

('A`;)「もしかして爆弾が雨で濡れたから壊れたのか?」

('A`;)「だとしたら雨に当たらない所に…!!」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:18:07.47 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「ウフッ…テラオモス!!」

('A`;)「床が濡れてて滑る!!滑る滑る!!」

ツルッ

Σ('A`;)「案の定!!」

ドッガラガラガッシャアアアン!!

('A`;)「ヤベッし、死ぬ!!うわあああぁぁ!!」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:21:20.98 ID:s8Q6nqpy0
(ノAヽ;)





(ノAヽ;)






(ノA`;)チラ

('A`;)「い・・・生きてる?」

('A`;)「爆弾は…」

Σ('A`;)「ああっ箱の中身が出て…!!」

('A`;)「え…」


('A`;)「なにこれ…」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:22:32.11 ID:s8Q6nqpy0
('A`;)「メロン・・・・・・・?の…形の…」

('A`;)「…時計?」

('A`;)「なんでこんなものがうちに…」

('A`)「ん?」

('A`)「あ、手紙だ!」

鬱田 ドクオ様へ


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:23:35.47 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「誰が送って来たんだ……」

母より

('A`;)「えっ!!カーチャン!!?」


J('-`)し『ドクオへ。
     ドクオが家を出てからもう3年が経ちました。
     ドクオったら独立してから一回しか連絡をよこさないもんだから、
     仕返しに突然こんな荷物を送りました。ごめんなさいね。
     ドクオは最初に差出人を見たとき外人さんの名前でビックリしたと思うけど、
     母さんの事をよく知ってるドクオなら母さんだって分かると思ったよ。
     でも、これを読んだらちゃんと実家に連絡するように。

     箱の中身に一緒に入れたのは、スーパーのくじ引きで当てたメロンの目覚まし時計です。
     見た目も重さもメロンそっくりだから、メロンが大好きなドクオにあげます。
     あんたは子供の頃からいっつも寝坊するから、この目覚まし時計をちゃんと使うように。
     この目覚まし時計はとてもうるさいと書いてあったので、ドクオもちゃんと起きれると思います。
     この荷物が届くのは18日の昼頃なので、試しに18日の14時ちょうどにセットしてみました。

     母さん、いたずらがすぎたかな?
     あと母さんの持病だった水虫がまた再発して痒いです。
     いい薬などあったら教えて下さい。』

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:25:33.81 ID:s8Q6nqpy0



('A`;)


('A`)


('∀`)「…………プッ」

('∀`)「あっははははは!!」

('∀`)「なんだよ…カーチャンかよwwww」

('∀`)「なに目覚ましセットしてんだカーチャンwwwwwwwwバロスwwww」

('∀`)「俺はてっきり爆弾かと…」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:26:45.04 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「!!…いや……」

('A`;)「まだ煙いし、臭いぞ!!」

('A`;)「メロンからじゃない…」

('A`;)「なんだよこのガスみたいな…」

('A`)「…………ガス?」

('A`)「……まさか」

('A`)「……」

Σ('A`;)「やっぱり!!フライパンに火をつけたまんまだ!!」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:27:49.04 ID:s8Q6nqpy0
カチン

('A`;)「あぶねー…もうちょっとで火事になるとこだった」

('A`;)「なんで警報機鳴らねーんだよ・・・」

('A`)「…………お?」

('∀`)「おお!!充電器」

('A`)「そうだそうだ。スパゲッティを切ったときにポケットに入ってて…」

('A`)「邪魔だったから、そのままキッチンに置いたんだったな」

('A`)「そのまま置き忘れたんだった」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:28:59.43 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「あ~…馬鹿だな俺は」

('A`)「何はともあれ、万事解決だな」

('A`)「全部俺の馬鹿さが原因だったのか…」

('A`)「……よし」

('A`)「久しぶりに実家に電話するかな」

('A`)「充電、充電っと」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:30:07.87 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「おっと」

('A`)「そういえば、台風どうなったんだ?」

('A`)「充電器見つかったし、ニュース見てから電話掛けよ。」

('A`)「おっ、またちょうどニュースだよ」

('A`)「今日は番組運強いな。」

('A`)「今は…14時の5分前か…」

('、`;川『―――の11時20分、世間を騒がせた爆弾魔の容疑者、流石兄弟の二人がが逮捕されました。
     彼らは犯行は認めており………』

('A`)「おっ、爆弾魔捕まったんだ。よかったよかった」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:31:08.70 ID:s8Q6nqpy0
('A`)「………爆弾」

('∀`)「………フッ」

('∀`)「あ~爆弾と間違えて騒いでた10分前の俺恥ずかしいなwwww」

('∀`)「爆弾魔のお二人さん、疑ってごめんな」

('A`)「ってかカーチャンもカーチャンだぜ…」

('A`)「あんなに重けりゃ誰だって疑うだろ…」

('∀`)「あれのどこがメロンそっくりの重さだよwwww軽く5倍以上はあるわwww」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:32:22.55 ID:s8Q6nqpy0
('、`*川『そして容疑者の流石兄弟は逮捕される2週間前に最後の爆弾を仕掛けたと述べており、…』

('∀`)「ん?」

('、`;川『仕掛けたのは株式会社VIP製の「メロンウォッチ」という商品で、
     本物のメロンとそっくりのデザインをした目覚まし時計です。
     流石兄弟は中の空洞に爆弾を設置したとみられており、爆弾は一度目覚ましをセットしたら、
     セットした時間になった時に鳴るアラームに連動し、爆発するようです。
     警察では現在、一般家庭に出回っているメロンウォッチは数百台に及び、
     その全てに爆弾が仕掛けられている可能性が高いと見て捜査を進めています。』







('A`)





89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:33:20.25 ID:s8Q6nqpy0



【('A`)ドクオ宅に宅配物が届いたようです】





90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/03/02(火) 20:34:09.30 ID:t03GWuqn0
   `・+。*・     (´・ω・`)
     。*゚  。☆―⊂、  つ  
   。*゚    :     ヽ  ⊃
   `+。**゚**゚       ∪~


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:34:23.72 ID:Flodsjub0
\(^o^)/

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:34:48.76 ID:yg69uFp50
終りかよw乙

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:37:09.42 ID:V3lNjuiE0
ここで終わりか面白かったぜ


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:37:22.93 ID:IORbg96M0
あれ? これでおわりかwwwwww

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:37:23.06 ID:s8Q6nqpy0
あとがき

支援ありがとうございます。
ちょっと中途半端なバッドエンドを目指したらここにたどり着きました。

一応、予定ではもう一つ作品を載せるのでそちらもお楽しみいただけると嬉しいです。

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:37:36.25 ID:NFiS1n2F0
終わったww



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:38:33.80 ID:fyd8HKv70
終わったwww乙!

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/03/02(火) 20:40:19.49 ID:S3Vd6SKs0
お楽しみはここからってとこで終わってしまった

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:39:46.70 ID:s8Q6nqpy0
時は1680年―――延宝 八年。徳川家康が築いた江戸時代は勢いを衰えることなく続き、
安定した平穏な時代は商業は著しく発展させていった。
家綱が没し、家綱の遺言により綱吉が将軍となり、天和の世へ全国を支配していく。

舞台はこの年の江戸の城下町。しかしここは江戸であって江戸ではない。



これは、とある男女の物語である。




【(´・ω・`)僕が最後見た江戸桜のようです】

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:39:46.70 ID:s8Q6nqpy0
時は1680年―――延宝 八年。徳川家康が築いた江戸時代は勢いを衰えることなく続き、
安定した平穏な時代は商業は著しく発展させていった。
家綱が没し、家綱の遺言により綱吉が将軍となり、天和の世へ全国を支配していく。

舞台はこの年の江戸の城下町。しかしここは江戸であって江戸ではない。



これは、とある男女の物語である。




【(´・ω・`)僕が最後見た江戸桜のようです】




102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/03/02(火) 20:40:19.49 ID:S3Vd6SKs0
お楽しみはここからってとこで終わってしまった


103 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:41:23.39 ID:s8Q6nqpy0
誰が聞くのかはわからない。けれど僕は僕の物語を話そう。
ただ独り言のように。


(´・ω・`) いらっしゃい旦那!!


ここは江戸城の城下町。
遠くに聳え立つ江戸城の足元にしか及ばない城下町の甍の波。その屋根の下で町民は生活をしている。
本通りには上方から移住してきた商人や職人達が集まり町を形成し賑わせていた。
江戸には蚊帳売、呉服屋、酒屋、役者、牢人、大工、畳屋、蕎麦屋・・・など様々な職業、身分が集まり、交錯する。
町は人ごみで溢れかえり、歩く人々は士農工商を問わず目に入る。
商人たちの商人魂を込めた商売文句は通り全体に響き渡り、静まることを知らない。

こうしてこの城下町は動いている。

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:42:23.58 ID:s8Q6nqpy0
そこでの僕はというと、この町の大通りで小さな菓子屋を営んでいる。
店の中は小豆を煮る独特な匂いが漂い、成人男性の腹ぐらいの位置の高さの台の上には漆を塗った陶器が並び、
その上に色とりどり鮮やかな絵を彩る和菓子をずらりと並べている。
店の壁沿いには客が椅子に腰をかけ、ゆっくりと苦い緑茶を飲みながら甘い団子をいただけるように
木製のベンチのような台を置き、そして藍色に染まった畳一畳分の布に白い文字で
「花見団子」と、でかでかと書いた看板が貼ってあった。

(´・ω・`) またいつものですね!!wwわかりやしたぁ!!少々お待ちをww

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:43:36.40 ID:s8Q6nqpy0
江戸の男は年齢に関係なく「江戸っ子」というスタイルを持っている。
この国を・・・いや、この時代に倣って言うならば天下の人々の活を象徴する「粋」。
江戸は「粋」を産み出した地であり、その「粋」は眠ることを知らずこの町に騒がしさを与えている。
僕もその「粋」を余すことなく出しきる日々を送っている。
僕が「粋」に副って言葉を発すると、客の商人や武士たちも「粋」で返してくる。

そのおかげで僕の店は客足が絶つことは無く、常に客と他愛も無い世知話をしながら串に刺さった団子を売っている。
さらに言えば今は花見シーズン真っ盛りなので、この日の午前だけで、用意していた団子の半分以上が売れた。
花より団子とは言ったものだ。

しかし、僕には店の売り上げなど知ったことではないし思い切った話、この店がなくなっても構わない。
本当に意味も必要も無いのだ。


この不思議にも繰り返す日々には。


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:44:53.92 ID:s8Q6nqpy0
(´・ω・`) まいどー!!

僕は老いた常連客の後姿を見届けると、ゆっくりと店の中へ入っていった。
あの老人は常連客であって、常連客ではない。
まぁ、彼自ら常連客だと名乗っているのだからおそらくそうなのだろう。
しかし、僕は彼が常連客なのかどうか知るよしが無いのだ。

何故なら




この町は毎日同じ日を繰り返しているから。


109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:46:09.64 ID:s8Q6nqpy0
この町には3つの奇妙な謎がある。
謎といっても奉行の悪事や、天下の家康公が残した埋蔵金の在り処の噂といった個人の謎ではない。
この江戸全土に広がる奇妙な謎だ。

まず一つ目。それは



「この町は毎日同じ日をを繰り返す」ということ。


これは毎日が同じように単純でつまらない、退屈な生活だ・・・と感じる精神からくる意識ではなく、
実際に同じ日を繰り返しており、人々の行動から言葉、表情、
その日に起こる出来事、雲や水の動きまで全てが毎日と一緒だった。

しかし、毎日が繰り返されていることに誰も気付いていないのか、毎日同じ行動をする。

いや、恐らくみんな僕と同じく気が付いているのだろう。しかし、ただ同じ行動を繰り返すしかないんだ。

もう一つの謎がある限り―

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:47:24.31 ID:s8Q6nqpy0
「鎖」


この町の人間の体は複数の太く、長く、黒く、冷たい鎖で繋がれている。後頭部と両手足首に。

鎖は空高く上り、天まで果てしなく繋がっている。
その鎖は繋がれた者の全ての行動を支配する。
人や動物の口から発する声、驚きや笑いを表現するための表情、脚の動きからまばたきの回数まで、
全て、この鎖が支配していることなのだ。

もちろん、行動まで全て規制されているから鎖について他の人々と話し合う事や毎日の日々と違うことをする事は愚か、
鎖に触る、鎖を外す、といった行動も勿論できない。

犬や馬、鳥までもが鎖で縛られたこの町。
何もかもが同じ時間に同じ事を誤ることなく動く町。

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:48:44.17 ID:s8Q6nqpy0
しかし、この思考だけは鎖で縛られることは無かった。
体がどんなに規則的に動かされていても、意思だけは鎖によって支配されない。
だから、僕は毎日この思考が聞こえる誰かに、
自分の状況を知ってもらうために脳内で説明を繰り返している。


しかし、その誰かはいつまで経ってもこの町に訪れず、
いつもこの語りは不毛に終わるのである。


僕は毎日この町を、日々を脱出する事だけを考えていた。 
いや、できなくても構わない。 僕は真実が知りたい。
体が支配されている以上、何もできない。
もしかしたら他の人々も僕と同じ事を考えているかもしれない。


しかし、それを知る方法はないのだ。
僕らには抵抗する術などないのだから。

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:49:32.38 ID:s8Q6nqpy0
ならばいっそこの思考まで全て支配して欲しい。
そうすれば考える事も無くなるので幾分僕も楽になるだろう。

ここは江戸であって江戸ではない。
神のみぞ知る隔離された異空間なのだ。


僕は知っている。


今日、この先起こる出来事を。


114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:50:38.62 ID:s8Q6nqpy0
騒がしい大通りに馬を引き連れた数人の男たちが現れた。
騒がしい道は途端に静かになり、町民は通りの脇に逸れている。

(・∀ ・) ………

男たちが引き連れた鞍の付いていない馬には一人の男が跨がっていた。
その表情は冷ややかに微笑んでいた。

ぼろぼろの布切れを身にまとい、体を縄で縛られ両手は後ろ手にされている。
その男の首からぶら下げている一枚の木の板には



『斉藤 又吉 二十五歳 罪状 鋸挽き』

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:51:45.93 ID:s8Q6nqpy0
これはいわゆる「市中引き回し」と呼ばれる晒し行為だ。
鋸挽き・・・名前から想像される極刑。

彼が何の罪を犯したのか知らないが、その刑罰に相応した事をしてしまったのだろう。
もちろん、この罪人も一行も鎖で繋がれている。

鎖に縛られ、縄に縛られ・・・この男はどこまで縛られているのだろうか・・・。
一行が通過している間、大通りは静かにざわめいている。


この後、この又吉が暴れだすまでは。

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:52:39.98 ID:s8Q6nqpy0
(・∀ ・) 水が飲みてぇ

彼の一言にその行列は止まった。
しばらくの沈黙。
そのうち、後ろで馬に跨っていた身なりの良い男が、
飲ませてやれ、と言った。
一行の内の一人が近くの井戸から水を掬い、又吉の元まで運んだ。

(・∀ ・) 俺ぇ・・・一人じゃ飲めねぇから口に入れてくれよぉ

又吉の注文に水を運んできた男は一瞬だけ眉をしかめたが、ゆっくりと碗を又吉の顔へ運んでいく。

運んではいけない。

運んでしまったらその罪人は暴れだしてしまう。
しかし全ては鎖の仕組んだこと。事象を変えることなどできやしない。



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:53:39.59 ID:s8Q6nqpy0
又吉が勢い良く頭を振り、水を運んだ男の頭と又吉の頭がぶつかった。
ごがん、と鈍い音が通りに響いた後、水汲みの男は血を流しながらその場に倒れた。
この男もいつまで頭突きを喰らい続けるのだろうか。

又吉が頭突きをしたところで辺りは騒然とした。
そして又吉は馬の背に立ち上がり、縛られていたはずの縄をいとも簡単に外し、
頑なに縛り付けていた縄はするすると地に落ちていった。

(・∀ ・) うひゃひゃひゃwwwまさかこんな縄で俺を縛り付けられると思ったかぁ?与力のアホ共がぁ

気色悪く笑う又吉に、周りにいた男たちは刀を構え一歩だけ後ろに下がった。
どうやら彼らにとって又吉を野放しにしたことは起こってはならない不測の事態だったのだろう。


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:55:38.90 ID:s8Q6nqpy0
ええい!!何をしている。とっとと捕まえろ!!

と身なりの良い男が叫んだ。その号令にあわせて刀を持った男たちが一斉に切りかかった。
そのころの僕はというと店に隠れ、その様子を影でこっそりと見ていた。
できるのならばもっと外で見ていたいのだが、
鎖のせいでこんな薄暗い家屋の中で見る羽目になってしまっている。

その後の又吉はとても素晴らしい。
切りかかってきた男たちを滑るようにかわし、一人の顔面に強い蹴りを入れると
その男が持っていた刀を右手に構える。周りの男たちはすっかり足が竦んでいるようだった。
その後の展開はもはや芸術の領域。

刀と刀が絡み合う殺陣の中に笑う、たった一人の狂気が首、胸、腹、手足、顔を赤く塗りつぶし
一人、また一人と地面に体を擦り付けた。

弛まぬ事無く又吉を動かしているあの鎖の芸当なのだろう。
全てを操る鎖。いったい、この地獄絵図に何の意味があると言うのか。


121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:56:44.75 ID:s8Q6nqpy0
(・∀ ・) うひゃひゃひゃwwwたいしたことねぇなwww
      この天下の大強盗、斉藤又吉を満足させられる奴はいねぇのかよwww

あっという間にその通りは死体の山になっていた。残ったのは馬に乗っていた与力だけだった。
その与力も又吉の狂気に恐れをなし、馬の向きを変え一目散に逃げ出した。


しかし、又吉が投げつけた刀が見事に与力の首を飛ばし、馬の背に乗った亡骸はゆっくりと地面に落ちていった。
鎖に縛られた僕にとって、そのチャンバラを見るのは数少ない楽しみであった。
結果はいつも変わらないのに。

(・∀ ・) さてと・・・どうするかな・・・

又吉はそう呟くと、あたりを見渡した。
大通りに響き渡る幾つもの叫び声。その中には僕のお粗末な声も混じっている。
武器を持っていない商人たちは又吉と目が合うことを恐れ、家屋に引っ込んだ。

例え鎖が無かったとしてもこの状況で彼に立ち向かう奴はいないだろう。
無論、「僕」もそうした一人だ。

(・∀ ・) お!いいねぇいいねぇ

又吉の視線の先には長い髪の華奢な少女が立っていた。少女の名前は空。
彼女は僕の店の向かいにある鍛冶屋の看板娘だ。
18歳ぐらいの体つきが美しく、彼女目当てでこの店に通う武士も多いと聞く。

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:58:08.33 ID:s8Q6nqpy0
僕と空は通りを挟んでの御向かいさんではあるが、なにぶんお互いの鎖のせいで話すことも、目が会うことも無かった。
しかし、僕の目から見ても空は美しい。

川;゚ -゚) ひっ!

怯える少女の下に又吉がゆっくりと近づいていく。
少女は家に逃げ、その少女の父親らしき人物が刀を構え、盾になるがあっけなく斬り付けられる。

少女が隠れた家に又吉が入り込んで間も無く、
又吉は乱暴に戸を開け、中から少女の髪を掴み外へ引きずり出す。
あんなにうまくいくわけが無いと思うが、所詮は鎖の支配。理由など無い。

(・∀ ・) いいよぉいいよぉ。なかなかの上物だ。うひゃひゃwwwwここで暴れてよかったぁwww

不気味に笑うと彼女を抱え上げ、乗っていた馬に乗りこの大通りを走り去っていった。
その走り去る姿から、うひゃひゃひゃと笑い叫ぶ声と少女の泣き叫ぶ声が聞こえ、
その声はだんだん小さくなっていき、風の音だけを残していった。

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 20:59:13.00 ID:s8Q6nqpy0
嵐が去った後、ゆっくりと僕の鎖は外に出た。
目に映る惨状。ほんの数十分前まで活気付いていた通りが赤黒く染まってしまった。
最初の内はこの景色を見るだけで精神的に負担があったが、
今となっては匂いも感じ取れるほど余裕ができた。


まったく慣れとは恐ろしい。

一人の男の死体が横たわっている真正面の家屋から、髪の長い女性がよろよろと出てきた。
あの女性はその死体の妻だろう。かろうじて一命は取り留めていたようだ。

数人の町民が彼女の元へ駆けつけて手助けをする。もちろんその町民の中に僕もいる。
台の上に寝かせると、彼女は強く僕の腕を握り締める。

彼女は鳴き声と嗚咽が混じった声で叫んだ。
誰か、誰か私の娘を助けてください。と。

沈黙。誰も喋らない。
喋れないし、喋らない。

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:00:17.47 ID:s8Q6nqpy0
そのうち、一人の町人が彼女に声をかける。

:辛いだろうが…相手は罪人だ。ましてや武器を持ってる

:俺たちが助けに行っても死体が増えるだけさ…

そして「僕」も声を放つ。

(´・ω・`) 町奉行が何とかしてくれるまで、無事を祈るしかないな…

僕の一言が言い終わると、仰向けの彼女は涙と血で汚れた顔を更に醜くさせた。
僕はいつまでこの女性にこんな酷い言葉を浴びせないといけないのだろうか。


126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:01:38.35 ID:s8Q6nqpy0
そして、この後決まって現れる人物がいる。
ああ、もうすぐ1日が終わるのか。
  _
( ゚∀゚) ちっ…一足遅かったか…

そこに、一人の若者が現れた。
身長は170cmくらいだろうか…。腰には立派に光る刀が刺さっている。
彼は女性の肩に触れると、一つだけ尋ねた。
  _
( ゚∀゚) 又吉が向かったのはこの橋の先か…?

声の元へ顔を向けた町人達は、見覚えの無いその顔に首をかしげた。
首には傘を、背中には大きな荷物を背負い、小袖を纏ったその風貌は旅人なのだと人目でわかった。
橋の向こうに目を向けるその男の体には大きな鎖が5本繋がっていた。


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:03:06.30 ID:s8Q6nqpy0
:ああ…そうだが、お前は誰だ?
  _
( ゚∀゚) 俺の名は長岡。おせっかいな旅人さ。

自己紹介を短絡に終わらせると、彼は腰に刺さった鞘を深く握り締め、
倒れた女性に向かって一言だけ告げる。
  _
( ゚∀゚) いいか。あの子は…俺が必ず助ける。どうか任せてくれ。

鍛冶屋の妻は止まらない涙を流しながら、首を大きく2回縦に振った。
彼女の耳元でそう囁くと、長岡は目つきを変え一目散に又吉が残した馬の蹄の後を辿り駆けていった。
彼の姿がだんだん小さくなり、見えなくなった途端、
僕の体の力が抜け落ち、ゆっくりと意識が遠退いていく。

それは、僕だけでなくこの町の人々全てだ。
同じタイミングに同じく意識が途絶える。


129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:04:15.16 ID:s8Q6nqpy0
これも毎日のことである。
意識を失うこの時までがこの鎖の支配。理由はわからない。
例えこの先にこの大通りで何か事が起こったとしても、僕らにはわかりようも無いのだ。
そして、僕らが次に目を覚ますのはそれから少しだけ時間がたった後。

目覚めた時一番に目に入るのは、空を助けて帰ってきた長岡の姿。
  _
( ゚∀゚) みんな!!連れて帰ったぞ!!

彼の大きな声になんだなんだと家屋から町民が顔を出した。

:すごいぞ!あんた、よく無事で帰ってこれたな!」

:お前は街の英雄だ!又吉はどうなったんだ!?
  _
( ゚∀゚) 俺が倒した。今頃町奉行にしょっぴかれている頃だろう。

彼、長岡は町民の歓喜に包まれ、人々の尊敬の眼差しを受けた。
僕たちは彼らの帰宅を見届けた後、
また力が抜け、意識を失う。

どうやら僕は彼が空を助けた事を確認するためだけに目覚めるようだ。

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:05:07.80 ID:s8Q6nqpy0
そして次に目を覚ますのはまた同じ日の朝なのである。
日が変わると、あれだけの惨事を受けた大通りが綺麗に元に戻っており、
連れ去られたはずの空もいつも通りの生活をしている。


これがこの町の一日。
もう何度同じ日々を繰り返したのか覚えていない。
通りが賑わい、又吉が連れてこられ、暴れ、そして空を拐い、長岡が助けに行く。
こんな毎日を永遠と繰り返し続ける。

僕は、耐えられなかった。
けれど、どんなに願ってもどうすることもできない。

辛い。

苦しい。

重く圧し掛かる負の感情が心の中で積み上げられていく。


僕はいったい…


何なんだ?




131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:05:57.53 ID:s8Q6nqpy0
また朝が来た。
布団からゆっくりと体を起こし、朝食を作る。
朝食を済ませた後、商品の仕込み作業に移る。

「僕」には家族がいない。
鎖はなぜ、僕にこんな孤独を押し付けたのだろう。
支配されている以上、結局誰も会話をする事なんてできないはずなのに。

開店早々店に来る、常連客。
そして現れる、又吉と与力の御一行。
血の海に変わる大通り。

(・∀ ・) お!いいねぇいいねぇ

川;゚ -゚) ひっ!

捕らえられた空。
一足遅れてくる長岡。
  _
( ゚∀゚) いいか。あの子は…俺が必ず助ける。どうか任せてくれ。

そして訪れる脱力感。
また1日が終わる。

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:08:13.73 ID:s8Q6nqpy0
最近、僕は毎日同じ夢を見る。


支配から解放され眠りにつく間だけ。誰にも介入されない僕の時間。

それは僕が一国の王になった夢。

白い煉瓦で建てられた西洋の巨大な城。
城内に敷き詰められた赤い絨毯。
その絨毯の先にある豪華な装飾が施された椅子。
それは紛れも無い僕の玉座だ。

僕に従える何千人もの家来。
僕の一言一句に歓喜する民衆。

それはとても気分のいい夢だ。
夢の中では僕の体と鎖は繋がっておらず、
毎日王だという事には変わりは無いが
同じ毎日を繰り返す事は無く、次の日には今日とは違う別の行動を取れる。

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:09:49.78 ID:s8Q6nqpy0
家来にわがままを無理やり通したこともあった。

家来を残虐な刑で殺したこともあった。

王座を追放され僕が断頭台に立つこともあった。

新しい法律を作り、民衆の力になったこともあった。

様々な毎日が送れた。素直に楽しかった。
僕の楽しみはそれだけになっていた。

もしかしたら、夢こそが本当の世界なんじゃないかと疑ったこともあったが、
やはり夢は夢。
朝起きると夢の内容をまったく覚えていない日だってあるので、
この支配こそが現実なのだ。


139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:10:49.68 ID:s8Q6nqpy0
それはある日突然起きたことだった。


(・∀ ・) うひゃひゃひゃwwwたいしたことねぇなwww
      この天下の大強盗、斉藤又吉を満足させられる奴はいねぇのかよwww

又吉の叫び声が大通りに響く。

(・∀ ・) お!いいねぇいいねぇ

そして毎度のように鍛冶屋へと向かっていく。

僕が気付いたのはほんの一瞬の出来事だった。



川;゚ -゚) ひっ!





(゚ -゚;川




…ん?

146 名前:さるさん喰らった[]:2010/03/02(火) 21:19:29.76 ID:s8Q6nqpy0
又吉は不気味に笑うと彼女を抱え上げ、乗っていた馬に乗りこの大通りを走り去っていった。
その走り去る姿から、うひゃひゃひゃと笑い叫ぶ声と少女の泣き叫ぶ声が聞こえ、
その声はだんだん小さくなっていき、風の音だけを残していった。


あれ?



今、確かに空は…



僕と目が…あった…?


148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:20:37.37 ID:s8Q6nqpy0
信じられなかった。
けれど、これは気のせいとは言い難い事実だ。

僕と空は今まで目が合うような角度で会ったことがなかった。

それが鎖の縛りだから。しかし僕は確かに見た。
真っ直ぐと、正面から見た彼女の悲しい瞳を。 僕に向かって助けを呼んだかと言えば、確証はない。



見間違い…なのか…?

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:22:15.85 ID:s8Q6nqpy0
翌日、同じシーンで彼女は当たりに助けを求めたが、こっちを向かずに普段通りの方向を向いていた。
次の日も、その翌日も確かめたが、やはり目線が僕のほうに向くことは無かった。

やはり見間違いだったのだろうか。

冷静に考えてみれば、動きが変わるような変化など何一つとしてなく、普段通りの流れだ。
やはり見間違いだったのか…。

僕は素直に間違いを認め、またいつも通りの日々を送ろう、と心に決めた。


153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:27:17.41 ID:s8Q6nqpy0
その日も僕は夢を見た。

今日の夢も僕が王になった夢。
今日は僕の結婚式の夢。

豪華なご馳走、豪華な会場、豪華な衣装。
この国の重役を任される正装を纏った大臣達が会場を埋め尽くす。
当たり前だ。なぜならこの国の王の結婚式なのだ。
豪華でないはずが無い。

そして隣にいるのは僕の妻になる女性。
くるっと女性の顔を確かめる為に首の向きを変える。
その女性は空だった。

川 ゚ -゚)

美しい純白のドレス。首や腕に飾られた様々な宝石。
それらはあの城下町では決して見る事の無い。ドレスであった。
そして透明感のある横顔。
その美しさに僕は動けずにただ見つめていた。
彼女は微笑む。しかしその瞳は僕の顔を向いてはくれなかった。

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:28:46.28 ID:s8Q6nqpy0
当たり前だ。
僕は彼女の瞳を見たことが無いのだから。

もちろん夢の中の彼女は喋らない。
僕は彼女の叫び声しか聞いたことが無いから。


僕はゆっくりと彼女の顔に手を触れ、向きを僕のほうへ傾ける。


そこで、僕は夢から目覚めた。とても不愉快な夢のように感じられ、
胸がキリキリと痛んだ気がした。

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:30:46.63 ID:s8Q6nqpy0
やがて、あれから数日の時が流れた。
僕は毎日彼女の瞳に、吸い寄せられるようになっていた。
あの透き通った混じり気の無い悲しい目を一度だけでいい。
もう一度だけ、正面から見たいのだ。
見間違いなのかも知れない。

それでも。

あの瞳を見たいのだ。

奇跡を信じたいのだ。


僕は空を見る機会があればその姿を目に焼き付けるようになった。
僕はこの街の不条理など忘れ、ただ空を見る事だけに毎日を潰していた。


僕のこの気持ちが彼女に対する恋心だと言うことに気付くのに
そう時間はかからなかった。

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:31:34.46 ID:s8Q6nqpy0
彼女と話がしたい。


これが僕の叶わぬ夢であり生き甲斐だった。
こんな街でも生き甲斐を見つけるなど本来ならばありえないのかもしれない。

彼女を見守るという行為おかげでこの日常に対する絶望は無くなった…………



訳ではなかった。
僕にはどうしても、納得がいかなかった。

長岡と言う存在が。

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:34:16.16 ID:s8Q6nqpy0
僕は空をこんなに愛している。
毎日見守り、毎日想いを寄せ、毎日瞳を捜している。

なのになぜ、何故、彼が彼女を救う者なのだ?
鎖は何故彼を選んだのか?

たとえ無作為に彼が選ばれたとしても僕は長岡が許せなかった。
彼女は僕に瞳を向け僕を呼んだんだ。 長岡…君なんかじゃない。

彼女を思う気持ちが膨らむと共に、長岡に対する憎悪が増していく。

彼女と奴のの姿を見るたびに腹の下に重い何かが溜まっていく。

神様…。あなたがこの鎖を付けた意味は問いません。

でも…どうかお願いします…

僕は…僕は…どうしても空と話しがしたい。
願いはそれだけです。どうか叶えて下さい。
どんなに祈りを捧げても、それが鎖に届くことはなかった。

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:35:53.41 ID:s8Q6nqpy0
ある日、長岡が空を助けた後、歓喜あふれる町民に囲まれた時、
僕は恐ろしい物を見た。



川 ;-;)



空の二つの目から、零れ落ちる2つの滴。
それは、鎖の事象をひっくり返すような出来事だった。
鎖のせいで僕は…いや、僕たちは涙を流すことができなかった。
しかし、彼女は泣いた。 正しくは泣けたのだ。


どうやって・・・?

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:54:39.43 ID:s8Q6nqpy0
そこで僕の脳内に一つの推論が浮かぶ。
もし…もしかしたら、彼女は知っているんじゃないだろうか。
この街のことを。 鎖の謎をを。
けれど鎖のせいでその知を使うことができないのかもしれない。

あの涙はその意味を伝えたかったのではないか、そんな気がした。



僕は馬鹿だった。
彼女を想うのならば、彼女をこの街から抜け出させなければならない。
神様…いつかどこかで願った言葉を撤回してくれますか?

僕は

彼女を助けたい。
この世界から解き放ってあげたい。
この願いが誰かに通じたのかわからない。
ただ僕はこの願いのおかげで、


この後 鎖と闘う機会を得ることができたのだ。


169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:57:02.04 ID:s8Q6nqpy0
それからの数日間、何も変わらぬ毎日が過ぎていった。



それは前触れも無い、ある日長岡が空を助け連れ帰ってきたその時だった。

ビリビリと城下町全体が震える。
繰り返しの町では聞いたことのない呻き声がこの城下町全体に響いた。

なにか、獣のような呻き声・・・
そして突如、僕の視界になにか得体の知れない巨大な物体が入ってきた。
そして、目の前にいたのは、

この町にある様々な家屋よりも
江戸城よりも
果てしなく巨大な


怪物…

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 21:58:35.47 ID:s8Q6nqpy0
その巨体は無数の牙が備わった口を大きく開け、尖った耳に茶色の毛を奮い立たせている。
犬や狼の類いだろうか。
僕は恐怖よりも、鎖の支配を越えた世界に感嘆としていた。
そしてまた響いた大音量の呻き声。
その瞬間、周りの人々が一気にバタバタと倒れた。

この景色はが長岡が空を助けに行った後の感覚に似ていた。
体にかかる脱力感―。

そのうち自分の体からも力が抜けていく事もわかった。

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:05:34.89 ID:s8Q6nqpy0
そして、蘇る恐怖。
毎日を繰り返す世界から、巨大な化け物が訪れた世界へ。


力がゆっくりと失われていくにもかかわらず体中の震えが止まらない。


思わず僕の口からお粗末な声が出る。





(;´・ω・`)「うわあぁ…………………!」





178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:08:06.38 ID:s8Q6nqpy0
あれ?



喋れたような…


( ;´・ω・`)「……あっ・・・・・・」


声が出せる。


涙がこみ上げてきた。
今まで出すこともできなかった。

嬉しさと悲しさが混ざったような気持ちが心を覆う。

( ;´;ω;`)「・・・・・・・・・・…あぁ…ああああ!!」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:10:12.15 ID:s8Q6nqpy0
震えが止まらない。


紛れもなく自分の意思で喋る声。

一度も出したことのなかった涙。

今まで望んできた自由がこんな形で手に入るとは思わなかった。
何度も何度も叫ぶ。
声の出し方がわからずただただ叫び続ける。


ぐしょぐしょになった顔を左手で拭う。
体の自由までもが手に入った…と思ったが、どうやらそのほかのパーツは動かない。

目線を手に向け、自由になった左手で体中を調べる。
手触りで伝わる情報によると、後頭部と左手首の鎖が外れていた。

鎖が付いていない箇所だけ自由が与えられたようだ。
鎖が外れたのはあの怪物のせいなのか?

辺りを見渡すと、町を半壊させたあの怪物はすでに消えていた。

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:13:06.33 ID:s8Q6nqpy0
まだ理解が追いついていないことが多すぎて、僕はその場に佇む事しかできなかった。
涙が止まるまで何度も目を擦り、嗚咽の混じった叫び声を漏らす。
そして、ようやく僕は一つの記憶を思い出した。

空は、彼女は無事なのだろうか。

顔を上げあたりを見渡す。
周囲の町民が倒れこむ中、彼女は一人だけ立ち続けていた。
虚ろな目で静かに空を見上げている。

彼女の鎖はまだ繋がっている。
つまり、鎖は彼女を立たせていることになるのか。
本当に分らない事が多すぎる。


しかし、僕がやる事は初めから分りきっていた。


183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:14:40.52 ID:s8Q6nqpy0
左手で足首に付いた枷を掴む。
意外にも鎖はあっさりと取れた。その要領でもう片方も。

しかし、右手に付いたは枷は頑なに取れず、うんともすんとも言わなかった。

右手を諦めて、僕は前に進む。
初めての感触。自分の体を自分で動かす喜び。
まだスピードは出せない。 ずるずると足を引きずる。
未だに収まらない脱力感。



それでも進まなくては。
彼女の元へ。


184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:16:30.13 ID:s8Q6nqpy0
僕はたった2mの距離を必死に進んだ。
体が重い。


右手に付いている鎖が僕の足枷となり、思うように前に進まない。

進め。

進め。

鎖が右手を連れ込もうとする。 その力に歯を食いしばり抗う。
右手から止め留めなく血が吹き出た。

かまわない。
僕は彼女を救うんだ。
そのためならこんな体なんか。
あと少しだ……!
僕は叫ぶ。

( ;´・ω・`)「空!!」


彼女の肩を左手で強く掴んだ。
僕は彼女に触れることができた。その手から温もりや繊細な美しさが伝わってくる。

そして左手にありったけの力込めて彼女を引っ張り、思いっきり抱きしめる。

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:17:51.43 ID:s8Q6nqpy0
こんなにも美しい人だったのか…傍に寄って改めて知った。
繊細で、清楚で、近寄ることすら罪に思えるほど。

僕は彼女の鎖に目を向け、力の限り引きちぎった。
彼女は僕に目を向けられず、ただ、遠くを見つめている。
笑いもせず、泣きもせず。

この町の家屋も先ほどの怪物に遣られてしまったのか、所々で損壊が見られる。
彼女が何を見ていたのか僕にはわからなかった。

僕は空の枷を掴みありったけの力を入れて外した。
連続してバキンと音がする。
両手両足首の鎖が切れた。

川 ゚ -゚)「…」

背中の鎖を強く掴んで、千切った。
金属の弾けた音がした。


188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:19:06.29 ID:s8Q6nqpy0
やった…

…ついに彼女に自由を…


川;゚ -゚)「……あ…」

彼女から言葉が漏れた。

この時をどんなに待ちわびただろう。
来る日も来る日も彼女の姿を追っていた。
ただ起こりえもしない奇跡によがり。

彼女は両手の鎖から僕の顔のほうに目を向ける。

また、見ることができた。あの瞳に。
しかし、あの時見た、悲しい瞳はもうなかった。




川 ゚ -゚)



川^-^)「ありがとう。」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:20:45.55 ID:s8Q6nqpy0
彼女の声が、心に澄み渡った。
足りなかった物が、こみ上げてきた。
僕は…

僕は彼女を救えたのだ。
この狂気の江戸から、たった一人の大切な人を。

僕は空とずっと見つめあった。
ただ嬉しくて嬉しくて。
この世界の終わりを祝して。

( ;´・ω・`)「さぁ、一緒にこの街を出…」



その瞬間、僕の右手は鎖に引っ張られて行った。

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:22:12.40 ID:s8Q6nqpy0
右腕の痛みを思い出した。 忘れかけていた支配の力。

あと少しだったのに・・・
空・・・
僕は・・・

本当に僕はあなたをを救えたのだろうか?……


僕は真実を知ることができなかった。

鎖の意味は?
毎日が繰り返される理由は?
あの怪物は?
鎖を切ったその先は?


空の無事は?


( ;´・ω・`)「空…」


僕の気持ちを声に出すその瞬間、
僕の目にはあるものが入ってきた。

199 名前:本日3度目のさるさん[]:2010/03/02(火) 22:37:33.98 ID:s8Q6nqpy0
それは見事な桜並木であった。川沿いに並ぶ満開の桜の木は
その時を止めてしまうほど美しく、そして大きかった。
さあぁっと吹きぬく風に靡く花々は凛と咲き誇り、
言葉では表現することができないほどの絢爛な姿を僕に見せ付けた。

川沿いは僕の店からだと死角になっている為、見れることが無かった。

なんだ…こんな近くにあったのか、と思うとなんだか可笑しくなった。
確かに、甘い団子でも食べて、眺めていたい。
なんとなく納得できる。

僕は静かに微笑み眠りについた。


・・・・・・・・・・・・



200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:40:02.95 ID:s8Q6nqpy0
『お花見ざむらい』

むかし、あるところに 長岡 助流介というさむらいがいました。
長岡は正義かんが強い男で、悪いことはぜったいにゆるさないさむらいでした。
そんなかれはお花見が大好きで、お花見のきせつになっては江戸の町をおさんぽします。

ある晴れたお花見日和の日、長岡はとっても悪い、ざい人 斉藤 又吉が逃げ出したといううわさを聞きました。

それを聞いて怒った長岡は急いで又吉の元へかけつけました。
しかし、すでに又吉はにげていて、町の人によると、又吉は町の娘をつれさって林へにげたそうです。

長岡は町の娘を助けるために林へむかいました。
林には満開のさくらが咲いていました。
その林のおくに、又吉はいました。

長岡は言いました。
「やいやい。悪いざい人め。その娘をはなすんだ。」
それに対して又吉も言いかえしました。
「なにおう?ならばおまえをきってやる。」


202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:41:59.28 ID:s8Q6nqpy0
二人は一歩も引かずたたかいましたが、長岡はさくらが大好きなのでさくらをきずつけないように
さくらを守りながらたたかいました。
しかし、又吉はおかまい無しにさくらの木をバッサバサ切りたおし林をこわしていきました。
これにはさくらの木もカンカンです。
さくらの木は木のえだを又吉の手にからみつきうごけなくしました。

そのしゅんかんを長岡は見のがさず又吉にきりかかり、又吉をたおしました。

そして長岡は町の娘をつれて帰……


ガルルルルルルッ!!

(;・∀・)「うわああああああ!!野良犬だ!あぶねぇあぶねぇ!!」

(;・∀・)「こっちくんな!!・・・・・・・ああ!!セットが!」

(;・∀・)「しっしっ!!お弁当の肉やるから帰れ!!」

キャインキャイン……

(;・∀・)「あーびっくりした。・・・お?」

(*゚ー゚)

(;・∀・)「・・・・・どうしたの?お嬢ちゃん?」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:44:03.11 ID:s8Q6nqpy0
(*゚ー゚) 「お兄さんってさ~誰も来ないのに毎日ここに来てお人形劇やってるよね」

(;・∀・)「え・・・まぁ、うん、そだね。知ってるの?」

(*゚ー゚) 「今のお話は知らないけど、前やってた我侭な王様のお話なら知ってるよ」

(*゚ー゚) 「家来にわがままな命令出して家来をころして、その悪さにみんな怒って王様を処刑して~」

(*゚ー゚) 「それで反省した王様は神様にお願いしてもらって、生き返ってもう一度王様になって」

(*゚ー゚) 「今度は皆の為だけにがんばって、最後は美しいお姫様と結婚する話」

( ・∀・)「おっすごいすごい!!ちゃんと覚えてくれてたんだ~」

(*゚ー゚)「えへへ~えらいでしょ~まぁあんまり面白くなかったけど」

(;・∀・)「ガフッ!!」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:46:08.06 ID:s8Q6nqpy0
( ・∀・)「じゃあご褒美に・・・・これ、あげるよ」

(*゚ー゚)「あれ、これって結婚したお姫様じゃん!いいの~?」

( ・∀・)「うん。さっき、犬が来たときに糸がぜんぶ切れちゃってね新しく作らないと駄目だから。」

(*゚ー゚)「そうなんだ。じゃあそっちの王様もちょうだい!」

(;・∀・)「これは駄目!まだ直せるから」

(*゚ー゚)「え~・・・まぁいいや。・・・・ねぇ明日もここにいるの?」

(;・∀・)「う~ん明日はどうだろう…直さないといけないし。・・・でも毎日いるから見においでよ」

(*゚ー゚)「うん!!わかった!!待ってるね!」

( ・∀・)「ありがとう!気をつけて帰るんだよ!」

(*゚ー゚)「うん!じゃあまたねー。」

( ・∀・)「ばいばーい・・・・・・・・」

( ・∀・)「・・・・・・」

( ・∀・)「・・・さてと、コイツの紐から直すかな。」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:47:09.96 ID:s8Q6nqpy0
また朝が来た。

開店早々店に入る、常連客。





【(´・ω・`)僕が最後見た江戸桜のようです】





終わり。

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:48:25.79 ID:2hc7N6ol0
良い話だったよ。
乙です。

210 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:48:33.06 ID:XsxeFaZu0
ひさびさに面白いもん読めた!!乙!!

211 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:48:37.86 ID:XmfN7P4n0
なるほど、全部人形劇だったってことか

212 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:49:10.79 ID:s8Q6nqpy0
お疲れ様です。
サイバーテロの中、わざわざお越しいただき誠にありがとうございます。
やたらさるさんを喰らったのは韓国が遠まわしに猿呼ばわりでもしているのでしょうか?

何人か気付かれましたが、
2つ目の作品は自分の処女作、
『( ´・ω・)僕は不思議な街の住人のようです 』
http://georgenagaoka0807.blog87.fc2.com/blog-entry-140.html

のリメイク作品となっています。
前回は西洋の世界にカワイソスでしたが今回は江戸時代を背景にショボンでやってみました。
あまりにもリメイク前が見るに耐えない文章だったので改善しました。申し訳ない。
それでも、この程度ですが。



それでは、またどこかで。
支援ありがとうございました。

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:49:14.92 ID:qI3XVV+00
面白いじゃないか
乙!!!

214 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:49:45.01 ID:Y8PH0CuM0
うおー切ないような、そうだったのか、、なような、面白かった!
>>1 乙乙!

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:50:26.10 ID:4GYNiCIy0
おっつ

216 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:50:45.85 ID:A4eZBSao0
良いオチだった
乙!

217 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:51:16.42 ID:C0Qm+0+tO
>>212
やっぱりリメイクだったかー


218 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:51:29.92 ID:Flodsjub0
F乙。前より格段に良くなってて吃驚

219 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 22:52:04.91 ID:V3lNjuiE0
お姫様とも離ればなれで結局ショボンは救われないのか…
まぁ次の人形劇次の次の人形劇でまた変わっていくんだろうな……



220 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/03/02(火) 22:52:56.01 ID:S3Vd6SKs0
ショボンたちは操り人形状態なのか
おつ

221 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 23:04:32.05 ID:KJCvGtLcO


222 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 23:14:29.55 ID:09/UXTlTO
おつ

223 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/03/02(火) 23:24:49.39 ID:QZpGSWx+O

[ 2010/03/03 07:00 ] SS(2ch) | CM(0) | | はてなブックマークに追加 はてなブックマーク - ('A`)ドクオ宅に宅配物が届いたようです  
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